金曜日は刺しゅう指導員養成講座、いよいよ最後の授業となりました。

オリジナルの卒業作品、最後の提出課題ハンガリー刺繍はすでに提出済みです。そのため今回は卒業要件とは関係のない、純粋にお楽しみの講座ですので、クラスメイトの皆さんのお顔も気持ち緩んでいます、勿論私の顔も^^;
(いつもはものすごーく緊張でこわばっておりました^^;)


現地モラや、先生の素晴らしい作品(大きくて美しいタペストリーでした)が掲示されると、生徒たちから感嘆の溜息が‥‥!

こちらはパナマの先住民族、クナ族女性の民族衣装に使われる手芸で、「モラ」といいます。とっても変わった作り方の手芸で、刺しゅう技法というよりアップリケに近いのですが、指導員は幅広い知識を持てるようにという意味や、その道の第一人者に直接習う機会をということで、宮崎ツヤ子先生直々の講義を受けることができました。


黒い布に黄色で鳥をアップリケし、




その上に四色の布をずらして重ね、



その上に臙脂色の生地を重ねます。切り込みを入れて鳥や下の色を出しながらかがると、、、最後にはお見本のような状態に!!


(公財)日本手芸普及協会 刺しゅう部門カリキュラム作品


「日本人は器用な国民という自負がありますが、世界を見渡せばまだまだ、、」
という先生のお話どおり、なんと工夫に満ちた手芸でしょう!最大13まで外枠線の重なった模様が現地のモラで見られるとか。飽くなき美の探究という共通の願いを感じることができ、初見よりずっと、モラが好きになりました(^-^)


それにしても、、細かい!!和裁のたしなみのあるお友達の手早さに引き換え、フランス刺繍針中心にすすめてきた私のもたつき度といったら‥‥^^;ミシン糸に細ーい針、完成は遠そうです~(^◇^;)暑い暑い国の方がこれをなさるのかと思うと、心から敬服いたします。


展示会一色になっておりました近日に、ふっと新しい世界を見せて下さった宮崎先生とアシスタントの先生方、そしてこの講座の、広く深いカリキュラムに感謝した一日となりました。翌日の終講式が寂しく感じられます。。
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