お教室用の試作です。こちらは、ビスコーニュの糸くず入れ。

もとは、ヴォーグ社から出ている刺繍の雑誌、ステッチideesのvol.16に掲載されていた八角形のピンクッション。




ずっとお外刺繍用の糸くずいれを広告紙で折って使っていましたが、刺繍の学校に通っていると、皆さまお針箱の中に、いろんな素敵なものを入れていらっしゃるので、私も何か‥‥と思っていたのです。


そしてスモッキング教室なのにスモッキングじゃない試作、ですが、こちらはバリオンステッチのサンプラーを兼ねているのです。
8つの面に違った色味の違った刺繍を入れました。



スモッキングを作品にする時に、縫製と共にハードルなのがバリオンを中心とした立体刺繍です。
スモッキングはひだを寄せる刺繍であるため、平らなステッチではひだの谷間に落ちてしまったり、目立たなかったりして、効果的にならないのです。

その点、バラの花が代表的なバリオンステッチは、厚みがあってひだに落ちず、上品でゴージャスにもできるので、スモッキングを飾るのにぴったり!
ただ、慣れないとちょっと苦手意識があったりして^^;私もまだまだ勉強中‥‥


スモッキングを楽しむためにとっても大事なバリオンは、是非レッスンのはじめの方で一度練習していただいて、そのあと身近に置いて見返せるように、という意味で作ってみました。


ビスコーニュは、フランス語で「ゆがんだ、不恰好な」という意味なのだそうですが、正方形を斜めに二枚合わせてかがり、八角形に仕上げます。上を二つに分けてかがり、入れ口にしました。なかなか良い感じです!
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